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中国:冬虫夏草の収穫量と価格がそろって低迷、需要縮小が響く

2015年1月11日(日) 14時56分(タイ時間)
【中国】 「地中の黄金」と呼ばれ中国で珍重される冬虫夏草が2014年、はじめて収穫量と価格がそろって下落するという事態に陥っていたことが分かった。

 収穫量は例年に比べ3~4割減少し、価格も1キログラムあたり2~3万人民元(約38万3000~57万4000円)下落したという。新民晩報が7日付け伝えた。

 冬虫夏草の相場は、2010~12年、供給量の不足と投資目的の買い占めなどにより、にわかに高騰した。しかし13年、「三公消費(公務員の海外出張、接待飲食、公用車の私的利用)」の削減が徹底されると、一転して需要が激減。相場は下落に転じた。さらに14年は、「供給が減少すれば価格が上昇する」という需要と供給の法則を覆して、収穫量と価格がともに下落する局面に転じた。

 冬虫夏草の相場は14年、1キログラムあたり5000匹がパックされた比較的小ぶりなものが、高騰時の11万人民元(約210万4000円)から9万人民元(約172万2000円)へ、同3000匹がパックされた中間サイズのものは高騰時の15~18万人民元(約287~344万4000円)から13万5000~15万人民元(約258万3000~287万円)へと、いずれも大幅に下落している。

 一方で、冬虫夏草を始めとする最高級クラス中医薬原料の販売が足踏みするのを横目に、1000人民元(約1万9000円)クラスの健康食品やサプリメントが好調な売れ行きを示している。ホンセッコク、マカ、薬用サフランなど、1キログラムあたり数百人民元~1万5000人民元(数千円~約28万7000円)の比較的安価な原料が用いられ、疲労回復、ガン予防、血糖値抑制など種々の効能があるため、寒い季節に滋養を高めたい消費者の人気を博しているようだ。
《亜州IR株式会社》

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