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スキャンダルのタイ警察、解任・異動相次ぐ

2015年1月12日(月) 12時58分(タイ時間)
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写真提供、www.royalthaipolice.go.th
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警察委員会の委員長を務めるプラウィット副首相兼国防相(元タイ陸軍司令官)の画像
警察委員会の委員長を務めるプラウィット副首相兼国防相(元タイ陸軍司令官)
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ソムヨット警察長官
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【タイ】犯罪への関与や汚職体質で批判を浴びているタイ警察で、幹部、中堅幹部の解任が相次いでいる。

 7日に中央捜査局の56人、バンコク首都警察の73人が異動処分を受け、翌8日にはトンチャイ経済犯罪取締局長(警察少将)が解任された。トンチャイ前局長の解任理由は公表されていない。

 タイ警察では昨年11月、ポンパット前中央捜査局長(警察中将)、コーウィット前中央捜査局副局長(警察少将)、コーウィット前サムットサコン県入国管理事務所長(警察大佐)らが相次いで逮捕され、不敬罪、収賄、権力乱用などで取り調べを受けている。

 警察によると、ポンパット中将らは違法カジノや石油密輸業者などから多額の賄賂を受け取っていたほか、昇進を希望する警官に警察ポストを販売し、多額の金銭を得ていた。また、賄賂を要求する際、王室関係者の関与をほのめかした。容疑者グループは監禁、恐喝などにも手を染めていたとみられる。

 この事件では、米経済誌フォーブスがまとめた2014年版のタイ富豪番付で31位、資産8億ドルとされた風力発電事業会社ウインド・エナジー・ホールディングのノポン・スピパット社長が不敬罪、恐喝などの容疑で12月に指名手配された。ノポン容疑者は国外に逃亡したとみられている。

 警察によると、ノポン社長は自分の借金1億2000万バーツを減額させるため、貸し手のタイ人男性実業家をポンパット中将らの犯罪グループに誘拐させ、借金を2000万バーツに減額するようこの男性を脅した。誘拐、恐喝はバンコクのチャオプラヤ川で旅客ボートを運航するチャオプラヤ・エクスプレス・ボート社の社長、パリンヤー・ラックワーティン海軍中佐が仲介したとみられている。

 警察はこれまでに、ポンパット中将らが所有する家屋十数カ所を捜索し、自動車数十台と、地下金庫や隠し部屋に隠された現金、宝飾品、仏像、象牙など合計20億バーツ相当を押収した。押収された美術品、骨董品約3万点について、タイ文化省は12月、1000年以上前のカンボジアの仏像など貴重な品が多数含まれるとの鑑定結果を明らかにした。

 一連の事件で陸軍少佐ら兄弟3人が逮捕されたある一族は11月、タイ王室から与えられた姓を剥奪された。

 不敬罪はタイ国王夫妻と王位継承者への批判を禁じたもので、違反した場合、1件につき最長15年の懲役が科される。
《newsclip》

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【タイ】タイ警察は交通違反を見逃してもらうため警官に賄賂を渡そうとしたドライバーを摘発した警官に1万バーツの報奨金を支払う方針だ。バンコク首都警察のアドゥン副司令官が6日、明らかにした。

【タイ】在タイ日本大使館は16日、偽警官による詐欺、クレジッドカードのすり替えといった犯罪があったとして、在タイ日本人に注意を呼びかけた。



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