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中国:湖南省工業地帯に「寡婦の村」、がんの有病率60%超

2015年1月27日(火) 11時02分(タイ時間)
【中国】湖南省株洲市の青霞小区は、製錬工場、化学工場、製炭工場など数10社の高度環境汚染型企業に周りを囲まれ、環境汚染の深刻な一帯として知られる。

 なかでも人口200人ほどの村「桎木組」は、「寡婦の村」として有名だ。村人の1割近くに相当する18人の女性が、がんで夫を亡くした未亡人だという。苹果日報が23日付けで伝えた。

 人口1580人の青霞小区は、がんの有病率が10%を超え、一般的な小区の平均(同1%弱)をはるかに上回る。なかでも「桎木組」は同60%を超える深刻な環境汚染地帯だ。これまでに、未亡人となった女性たちの夫18人以外にも、15人の村人ががんで死亡している。いずれも若くして命を失い、うち1人は32歳だった。がんを患う村人の多くは、肺がん、肝臓がんのいずれかを発症するという。

 「桎木組」内には、常に10キロメートルほど離れた工業地帯から流れてくる強烈な刺激臭がたちこめ、日中は窓を開けることもできない。住民は、10数年前から、政府に工場の移転を嘆願し、座りこみなどデモ活動を行ってきた。しかし、資金難を理由に、問題は先送りされ続けた。同村の男性は、「村の男全員が死ぬまで、重い腰を上げないつもりだろう」と、皮肉をこめて当局を批判する。

 同省発展改革委員会は今月16日、ようやくその重い腰を上げたようだ。同地区を含めた清水塘工業地帯の全面移転計画策定へ向けて動き出したという。
《亜州IR株式会社》

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