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中国:南京市で「偽銀行」営業、1年間で38億円詐取

2015年1月28日(水) 12時40分(タイ時間)
【中国】南京市で無資格の合作社(共同組合)が銀行を営業しているように装い、約1年間で200人弱から約2億人民元(約38億円)を騙し取った事件が明るみに出た。

 政府系メディアの報道によると、この会社は1年前に通報され、すでに浦口区市政府が調査を実施。しかし対策は講じられず、営業活動を続けていた。ここにきて代表者の劉(姓のみ公表)、マネージャー3人は刑事拘留されたという。1億人民元近くの資産が凍結された。警察は残りの預金の行方を追跡中だ。

 この会社は南京市浦口区の農村経済専業合作社。2013年の設立後に預金集めに着手し、14年には高額利息の上乗せを開始した。店の内装、職員のユニフォームなどは国有商業銀行を完璧に摸倣していたが、中国人民銀行の発行する銀行業の許可証を得ていなかったという。

 同市浦口区工商行政管理局の黄素静・副局長によると、この会社は設立後2カ月目には通報があり、浦口区市政府が工商・公安・人民銀行と共同調査を展開した。ただ、営業停止などの措置は銀行監督部門の管轄であったため、強硬な措置をとれなかったという。

 この件に対し、この調査に参加した同銀行浦口支店の関係者は、「取材に応じられない」とコメントしている。北京大学法学院の王教授によると、偽銀行の事件は中国の監督管理体系で各部門が連携していない問題を露呈させたものだという。
《亜州IR株式会社》

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