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中国:サラリー層の通勤距離、全国最長の北京市で19.2キロ

2015年1月28日(水) 12時41分(タイ時間)
【中国】全国のサラリーマン300万人あまりを対象に調査したところ、通勤の平均移動距離が9.18キロメートル、平均時間が28分となっている実態が分かった。

 全国50都市で働く通勤者を調査した結果、平均の距離は首都の北京市が片道最長で19.20キロ(往復38.4キロ)。最短となった汕頭市(スワトー市)の3倍を超えていたことが判明したという。中国ネット検索最大手の百度(BIDU/NASDAQ)が統計結果を報告した。

 北京市、上海市、広州市の通勤苦が目立つ。これら巨大都市の距離と時間は、北京が19.20キロで52分(往復1時間44分)、上海が18.82キロで51分、広州が15.16キロで46分に達していた。なかでも北京の通州区と昌平区、河北省廊坊市の燕郊鎮では、通勤時の移動距離が平均で50キロを上回っていたという。

 一方、省の外から通勤するサラリーマンの人数では、上海が全国最多。江蘇省の蘇州市、浙江省の杭州市や舟山市に居住し、上海で勤務するサラリー層が多かった。蘇州市に住むサラリー層の平均移動距離は、全国4位の15.51キロに上る。

 通勤に使用する各交通手段の距離と時間は、バスの場合で9.75キロと32分、マイカーの場合で8.11キロと23分となっていた。

 別の統計でも、ほぼ同様の結果が示されている。北京師範大学が14年11月に発表した「2014中国労働力市場発展報告」によると、北京市内の企業で働くサラリーマン層の平均通勤時間は往復97分(1時間37分)。中国各都市で最長を記録していた。広州、上海、深センなどの大都市でも、往復の通勤時間がおよそ90分を記録。天津、南京、瀋陽、重慶などでも65分を超えていたという。郊外で暮らし、市中心部まで通うという“痛勤”スタイルが定着化している実態が反映された。

 同報告では、過度な残業についても問題提起。中国の労働者の勤務システムは世界の標準に達したものの、9割の業種で労働者の週労働時間が平均40時間を超える実態を明らかにした。半数の業種で週平均残業時間が4時間を上回っていたという。
《亜州IR株式会社》


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