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中国:P2P融資で問題続出、1月1~26日だけで55プラットフォームに異常発生

2015年1月29日(木) 12時17分(タイ時間)
【中国】インターネットを通じた資金融通の市場規模が拡大するなかで、中国本土でP2P融資(ソーシャルレンディング)のプラットフォームが相次いで運営を停止している。

 2015年に入ってまだ1カ月に満たないにもかかわらず、1日から26日まで累計55プラットフォームが何らかの形で異常事態に陥った。数億人民元を超える巨額資金を集めた後、運営を停止したP2P融資プラットフォームも散見される。経済参考報が28日、網貸之家研究院の統計として伝えた。

 元本・金利が支払い不能となったP2P融資プラットフォームは、北京市の里外貸、広東省の中大財富、山東省賞の上咸BANKなど。なかでも2013年5月にサービスを開始した里外貸は、今月22日に突然、すべての業務を停止した。元本と金利の総額9億3400万人民元(約176億4300万円)の支払いが懸念されている。北京衆旺易達網絡科技公司が投資、運営していた。これらの融資期間は平均5.56カ月、金利は年利換算で平均39.77%。投資家保護を念頭に、すでに公安は捜査に着手した。

 このほか、中大財富で1億1000万人民元、上咸BANKで1億5600万人民元の支払いが滞った状態だ。 

 経営破たん、運営停止するプラットフォーム運営企業は、13年以降、増勢が目立ってきた。13年通年の問題発生企業数は70社あまり。14年には毎月5~10社が運営停止していた。

 この背景には、プラットフォーム運営企業の設立ブームなどがある。競争の激化によって、多くの企業が市場撤退に追い込まれた。また、当初から詐欺目的で立ち上げられた悪質プラットフォームも多くみられている。例えば、深セン市の平台信優貸など。企業の登記地なども架空だった。多額の資金を持ったまま、責任者が雲隠れした企業(温州の万通財富、杭州の銀坊金融、桂林の升財網)も散見されている。

 ソーシャルレンディングとも呼ばれるP2P融資は、資金の借り手と貸し手をネット上で結びつける融資仲介サービスを指す。
《亜州IR株式会社》

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