RSS

中国での成功左右するカギは社名? 名称変更から見るBMWの軌跡

2015年2月2日(月) 13時11分(タイ時間)
【中国】クライスラー事業の強化に向けて、イタリア自動車大手フィアットと中国自動車大手の広州汽車集団はこのほど、両社の中国合弁会社「広汽フィアット汽車有限公司」を「広汽フィアットクライスラー汽車有限公司」へと名称変更した。

 併せて同合弁会社に5:5の比率で合計36億人民元(約680億円)の増資を実施している。その成長過程や戦略変更に応じて、自動車メーカーがブランド名を変更することは珍しくない。中国高級車市場でトップ集団を行く独BMWもその1社。かつての名称変更が今日の地位を築く転機をもたらした――とする見方もあるという。第一財経日報が30日までに伝えた。

 BMWの中国名称は現在「宝馬」。しかし、1992年以前は「巴依爾」を使用していた。これは、BMWの正式名称である「Bayerische Motoren Werke AG)(バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ アーゲー、英語名:バイエルン・モーター・ワークス)」の「Bayerische」の音訳。中国人にとっては聞き慣れず、また、いかなる意味を持つ言葉ではない。それがブランド名浸透の妨げとなったのか、販売は低迷した。

 しかし中国名称を「宝馬」に変更してから、状況は一変。BMWの音訳に近づけながら、「宝物のように貴重な馬」という意味を持つこの言葉は、BMW車を中国人にとっての“憧れの車”へと変えた。実際に中国では、「メルセデス・ベンツに乗り、BMWを運転する」という状況をステータスのある暮らしと考える消費者が多い。

 BMWは2014年の中国販売が前年比34.57%増の27万9100台を記録。単月販売の前年同月比増加率が6カ月連続で20%を超えるという快進撃を遂げた。
《亜州IR株式会社》


新着PR情報