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メキシコが高速鉄道計画を棚上げ、中国鉄建など大口受注逃す

2015年2月3日(火) 13時34分(タイ時間)
【中国】メキシコ政府は1月30日、高速鉄道敷設計画の「無期限延期」を含む財政緊縮策を発表した。

 原油安を受けての措置。同高速鉄道プロジェクトは、中国鉄建(1186/HK)と中国南車(1766/HK)のコンソーシアムが落札する可能性が濃厚とみられていた。毎日経済新聞が2日伝えた。

 メキシコ市と中部のケレタロを結ぶ高速鉄道が建設される予定だった。同プロジェクトの入札をめぐっては、中国鉄建と中国南車を含むコンソーシアムがいったん落札を決めたものの、すぐに契約が撤回された経緯がある。入札の透明性や公正性に対し、現地で疑問の声が上がったことが背景だ。

 こうした疑惑を避けるため、メキシコ政府は入札を仕切り直す予定だった。中国鉄建と中国南車が再度応札し、落札する可能性が高いと指摘されていた。

 なお、中国鉄建の発表(昨年11月4日付)によれば、前回の落札価格は589億5000万ペソ(約43億9600万米ドル)。うち7割弱に当たる389億5520万ペソ(約29億500万米ドル)が同社の取り分だった。

 「走出去」政策のもとで積極的に海外市場を開拓している中国企業だが、進出先の政情不安や財政危機など、各種リスクに直面するケースが増えている。最近では、ギリシャの新政権が国有資産の売却計画を当面見送ると表明。これにはギリシャ最大の港湾、ピレウス港の権益も含まれる。中国遠洋HD(チャイナ・コスコ・ホールディングス:1919/HK)の落札が確実視されていた。
《亜州IR株式会社》


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