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中国GDPで矛盾持続、省総額が国家統計を4.8兆元超過

2015年2月4日(水) 12時34分(タイ時間)
【中国】中国全行政エリア(31省・市・自治区)の2014年GDP(域内総生産)がそれぞれ公表されるなか、各地方の合算が中国全体を上回る“怪現象”が再びみられた。

 全行政エリアのGDP総和は約68兆人民元に上り、国家統計局が明らかにした年間GDPを4兆8000億人民元(約90兆円)近くも上回る状態だ。中国経済網が2日付で伝えた。

 各省の集計したGDPの総和と中央政府が発表する全国数値との間に、依然として大きなかい離が存在している。地方政府と中央政府がGDP値を公表するようになった1985年以降、各省がまとめたGDP合計は国全体を上回る状況が持続。ただ、直近では差異が縮小した。過去数年のかい離は、09年が2兆6800億人民元、10年が3兆5000億人民元、11年が4兆6000億人民元、12年が5兆8000億人民元、13年が6兆1000億人民元で推移している。

 巨額のかい離が常に生じている背景には、各当局による統計基準の相違、技術上の問題などがある。また、人為的な側面も見逃せない。自身の功績を中央政府にアピールするために、地域リーダーがGDPをかさ上げするよう担当部署に圧力をかけるケースもあるという。

 各行政エリアでGDPトップは広東省。14年は前年比7.8%増の6兆7792億2400万人民元に達した。以下、江蘇省の6兆5100億人民元(前年比↑8.7%)、山東省の5兆9426億6000万人民元(↑8.7%)、浙江省の4兆153億人民元(↑7.6%)などと続く。一方、最低はチベット自治区。中国最速の12.0%成長を達成したものの、その総額規模は925億人民元にとどまった。
《亜州IR株式会社》

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