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ネットで偽「タイ王室発表」拡散、不敬罪容疑でタクシン派男逮捕

2015年2月5日(木) 01時05分(タイ時間)
逮捕された容疑者(4日)の画像
逮捕された容疑者(4日)
容疑者と警察長官ら(4日)の画像
容疑者と警察長官ら(4日)
【タイ】タイ宮内庁発表と偽った偽造文書がインターネットの交流サイト「フェイスブック」や短文投稿サイト「ツイッター」で拡散した問題で、タイ警察は4日、偽造文書の流布に関与したとみられるミュージシャンのタイ人男(25)を不敬罪などの容疑で逮捕した。

 男はタクシン元首相支持派団体UDD(通称、赤シャツ)のメンバー。軍と警察は4日未明、タイ中部ペチャブン市の男の自宅を捜索して、男を逮捕し、ノート型パソコン、スマートフォンなどを押収した。男はバンコクの陸軍基地で行われた取り調べで、別のUDDメンバーから文書を受け取り、ネットに転載したなどと主張した。軍・警察はUDDが組織ぐるみで関与した可能性を含め慎重に捜査する方針。

 偽造文書は2日夜にネットに投稿されて急速に拡散し、3日未明、反タクシン派の大手新聞ASTVプージャッカーンのウェブサイトに転載された。反タクシン派軍事政権のプラユット首相は3日、文書は偽物だとして、国民に動揺しないよう呼びかけるとともに、軍・警察に犯人逮捕を厳命した。ASTVプージャッカーンは偽造文書をサイトに掲載した担当者を即日解雇した。

 不敬罪はタイ国王夫妻と王位継承者への批判を禁じたもので、違反した場合、1件につき最長15年の禁錮刑が科される。人権保護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW、本部ニューヨーク)によると、不敬罪の裁判は1990年から2005年にかけ、年4、5件程度だったが、反王室のイメージがあるタクシン派と特権階級を中心とする反タクシン派の抗争が激化した2006年以降は累計数百件に上る。容疑者のほとんどはタクシン派で、逮捕後、保釈を認められないまま実刑判決を受けるケースが多い。

 今回の偽造文書の内容は不敬罪に抵触するとみられ、タイ国内の報道機関は具体的な内容を報道していない。
《newsclip》

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