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中国:「車ディーラーのメーカー満足度」平均45点、最低は「起亜」

2015年2月8日(日) 10時18分(タイ時間)
【中国】中国新車販売市場の減速、在庫圧力の高まりを背景に、自動車メーカーに対するディーラーの不満が高まっている。

 業界団体の全国工商聯汽車ディーラー商会が全国の会員ディーラーに対してメーカーの満足度を聞いたところ、100点満点中、平均点数は45.3点にとどまった。メーカーとの間で取り交わされる一方的な契約内容や、高すぎる販売ノルマに不満を示す声が多かったという。中国新聞網が5日付で伝えた。

 調査は2014年7~12月の5カ月間で実施。ディーラー満足度が高かったブランドのトップ3は、上から独フォルクスワーゲン(VW)「アウディ」、奇瑞汽車「奇瑞」、上海汽車「栄威(ROEWE)」の順。VWの中国2合弁会社である上海大衆と一汽大衆も上位10位内に入った。一方で、韓国の起亜自動車は29.6点で最低。ホンダ「アキュラ」もこれをわずかに上回る程度の満足度にとどまった。このほか、米ゼネラル・モーターズ(GM)や仏PSAプジョー・シトロエンがワースト10位内に入っている。

 またディーラーの経営状態を聞いた設問では、全体の29%が「直近3年来、赤字が継続している」と回答。55%のディーラーが「新車販売で利益が出ていない」と答えた。中でも高級車ディーラーの間で経営不振が顕著。63%のディーラーが利益を得られない“価格の逆ザヤ状態”にある実態が分かったという。

 メーカーから不当な圧力を受けている――と訴えるディーラーも多い。「販売が低迷する車種の半強制的な入荷や、在庫の積み増しを強いられている」との回答は74%。「域内ディーラーが損失状態、または平均を下回る収益レベルにあるにも関わらず、メーカーが販売網の拡張を続けている」との回答は57%に達していた。

 メーカーへの不満が強まる中で、ディーラー業界では足元で、各店舗が示し合せて入荷を拒否したり、メーカーとの契約を一斉に打ち切ったりする集団示威行動が広がっている。

 中国汽車流通協会の蘇暉・副秘書長(副事務局長)はメディア取材に対し、「ディーラーとメーカーとの関係悪化は始まったばかり。ディーラーがメーカーに補助金の支払いを要求するケースは、今後さらに頻発するだろう」と警告した。
《亜州IR株式会社》

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