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中国:アルゼンチンに最新原子炉2基輸出、総額128億米ドル

2015年2月8日(日) 10時18分(タイ時間)
【中国】中国がアルゼンチンに最新型の原子炉「華竜一号」を輸出する。

 両国の当局は4日、加圧水型原子炉の建設で協力することを記した提携協議を締結した。中国核工業集団公司(中核集団、CNNC)を通じ、アルゼンチン原子力発電会社(NA-SA)に納める。総額規模は128億米ドル(4号炉で58億米ドル、5号炉で70億米ドル)に上る見込みだ。

 アルゼンチンは現在、原子力発電所を3カ所で運営。2020年までに4カ所目を稼働させる計画だ。4カ所目の原発施設に原子炉2基を納入する。

 火力と水力を中心に、アルゼンチンの擁する発電容量は足元で3120万キロワット(kW)。うち原子力は175万5000kWにとどまっている。

 “自主開発した”と中国が主張する「華竜一号」は、国策企業の中国広東核電集団公司(中広核集団、CGNPC)と中核集団の中国2大原子炉メーカーが共同で開発した。中広核集団が持つCPR1000(フランス系)の改良第3世代炉「ACPR1000」技術と、中核集団が自主開発した第3世代炉「ACP1000」技術を融合。重大事故の予防措置などを強化した。

 中国は国策的に原子炉の輸出に注力。パキスタンに輸出した実績がある。中核集団が現地に整備したチャシュマ原発は、出力32万5000kWの1号炉が2000年、出力33万kWの2号炉が2011年にそれぞれ稼働した。カラチ原発の原子炉増設の受注も狙う。6年内の完工が予定されるカラチ原発は、投資規模が95億9000万人民元(約1800億円)に上るとされる。また、昨年11月には、南アフリカと調印。原子力発電分野での協力協定を結んだ。ルーマニアとも原発建設契約を結んでいる。
《亜州IR株式会社》

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