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中国:河南サラリーマンが「空気爆竹」発明、大気汚染防止にも期待

2015年2月19日(木) 12時53分(タイ時間)
【中国】春節と言えば年越しの花火と爆竹が風物詩だが、一方で、火災被害や大気汚染の悪化は深刻な社会問題となっている。

 そんな中、満を持して登場したのが、その名も「空気爆竹」だ。複数の中国メディアが伝えた。鳴らすのに火薬も電気も必要なく、空気を圧縮することで大きな音を鳴らす仕組みという。

 発明したのは河南省周口市に住むサラリーマンの王新明さん。「80後(80年代以降に生まれた世代)」の王さんは、石油会社に勤務するかたわら、「空気爆竹」を開発した。主要原料はプラスチック。構造は極めて単純で、生産方法も簡単だ。すでに昨年7月には国家知識産権局から特許も取得した。王さんは大学時代に機械設計製造とオートメーションを専攻し、液圧や気圧制御の技術に関心があった。その知識を「空気爆竹」に応用したのだという。「空気爆竹」について、王さんは「もし全国に普及すれば、大気汚染の防止に必ず役立つはず」と自信を示す。

 目下の悩みは本物の爆竹に比べ、製作コストがやや高いことだ。500発鳴らすタイプで、約150人民元(約2854円)かかるという。ただリサイクルで使用できるので、経済的で環境にも優しいと説明している。深刻な大気汚染に頭を悩ます地元周口市の環境保護局も、王さんの発明に「大変意義がある」と期待を寄せている。

 王さんの小さな発明が全国に広がり、中国の環境保全の一助となるか、今後の動向が注目される。
《亜州IR株式会社》


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