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タイ深南部ナラティワート市でカーボム、十数人負傷

2015年2月20日(金) 16時56分(タイ時間)
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写真提供、Cathay Mee
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【タイ】20日午後1時ごろ、タイ深南部ナラティワート市内で、自動車に仕掛けた爆弾が爆発し、十数人が負傷、建物20棟が破損した。

 爆発の約50分後、現場から約300メートル離れた路上で、バイクに仕掛けた爆弾がみつかり、警察が爆破処理した。

 タイ治安当局はタイ深南部の分離独立を目指すマレー系イスラム武装勢力による犯行とみて捜査を進めている。


〈タイ深南部〉
 マレーシアと国境を接するタイ深南部(ナラティワート県、ヤラー県、パタニー県の3県とソンクラー県の一部)には、もともとイスラム教徒の小王国があったが、1902年にタイに併合された。現在も住民の大半はマレー語方言を話すイスラム教徒で、タイ語を話せない人も多い。タイ語、仏教が中心のタイでは異質な地域で、行政と住民の意思疎通が不足し、インフラ整備、保健衛生などはタイ国内で最低レベルにとどまっている。
 深南部のマレー系イスラム教徒住民によるタイからの分離独立運動は断続的に続き、2001年から武装闘争が本格化。2004年4月には、警察派出所や軍基地を襲撃した武装グループをタイ治安当局が迎え撃ち、1日で武装グループ側108人、治安当局側5人が死亡した。同年10月にはナラティワート県タークバイ郡で、住民の逮捕などに反発したイスラム教徒住民約3000人が警察署前で抗議デモを起こし、治安当局による発砲などで7人が死亡、約1000人が逮捕され、逮捕者のうち78人が軍用トラックで収容先に移送される途中、窒息死した。両事件でマレー系イスラム教徒住民のタイ政府への反発は強まった。
 タイ政府は常時10万人以上の兵士、警官を深南部に送り込み、力で鎮圧を図ってきたが、現在も連日、銃撃、爆破、放火事件が起き、事態が改善するめどは立っていない。
《newsclip》

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