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中国:最も酒を飲むのは山東人、春節の1日平均酒量はビール4本分

2015年2月24日(火) 12時54分(タイ時間)
【中国】春節(旧正月:今年は2月19日)のお祝いムードに沸く中国は、酒類の消費数量が年間で最も多い時期を迎えた。

 「無酒不成席」(酒が無ければ宴会にならない)という諺が示すように、家族、友人、会社仲間を問わず、祝いの席にはお酒が欠かせない。では、酒を最も多量に飲む地域はどこか――。このほど発表された「全国酒量調査」では、「酒好きが最も多い地域は山東省」という結果が導き出された。以下、河北省(春節連休1日当たり52.6ミリリットル)、江蘇省(48.3ミリリットル)、河南省(44.3ミリリットル)、北京市(40.7ミリリットル)、遼寧省(35.3ミリリットル)、安徽省(33.7ミリリットル)、山西省(29.7ミリリットル)、吉林省(28.3ミリリットル)、湖北省(26.4ミリリットル)と続いている。中国政府系メディアが22日付で伝えた。

 旧暦の大晦日に家族全員で食べる「年夜飯」の際に飲む酒の量を聞いたところ、1位の山東省では、アルコール度数が高い白酒(中国の蒸留酒)を「3両(1両=50グラム)以上飲んだ」と答えた人が72%に達した。春節休みに入ってからの1日平均飲酒量は83.1ミリリットル。45度の白酒で3.8両、500ミリリットル入り瓶ビールで4本に相当し、アルコールが完全に分解されるまで5時間54分を要する量を飲んだという。

 一方で酒の種類については、白酒が依然として一番人気。調査を行った全国28万5000人のネット回答者のうち、74%が「第1の酒」として白酒を選んだ。以下、ビールが21.5%、ワインが8.8%という回答比率となっている。

 ただ白酒の消費市場には変化もみられた。「官のぜいたく禁止令」が敷かれる中で、高級品の売上が急激に減っている。一方で、中低級品市場は快走。価格帯300~500人民元の白酒に最も人気が集まった。

 また、春節の飲酒人口を年齢別にみると、30~50歳が73%と圧倒的比率。18~29歳が18%、50歳以上が0.9%だった。

 中国人の飲酒習慣がもたらす小売・外食産業への恩恵は大きい。商務部がモニタリングする全国の重点小売・外食企業の春節連休中(2月18日から24日)の売上高は、前年の同連休に比べて14.7%増の5390億人民元に達すると予想されている。また、深セン酒類業界協会の最新報告によれば、深セン人が酒に投じる額は年間合計で100億人民元に達する規模にあるという。

 中国のアルコール飲料市場について英酒類調査会社IWSR(International Wine and Spirit Research)は、2011~16年の5年間で63.2%(2005~10年比)増えると分析。世界の酒類消費をけん引するエンジンになる――と予測している。
《亜州IR株式会社》

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