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中国:高級食材「オオサンショウウオ」相場が8割安に、倹約令の余波

2015年2月26日(木) 11時53分(タイ時間)
【中国】中国で健康食材としても重宝される有尾類「チュウゴクオオサンショウウオ」が、広西省でここ数年、8割近く下落した。公費接待を戒める政府の反腐敗運動のあおりを受けたもの。

 倹約令はこのほか、贈答品としての白酒(中国の蒸留酒)や春節(旧正月)向けの花火、爆竹にまで影響している。新華網が24日付で伝えた。

 同省井岡山市でオオサンショウウオの販売を手がける男性によると、販売価格は3~4年前の1キログラム当たり2400人民元から現在は560人民元(↓77%)に下落。男性は「今年は薄利多売のビジネスを展開して、一般庶民向けにもオオサンショウウオを積極的に販売していく」と話した。

 進賢県李渡鎮の特産品である花火や白酒も同様に、倹約令の影響を受けている。これまでは春節間近になると、地元政府関係者などへの贈答品として贈られていたが、倹約令が出されて以来、受け取ってもらえないことが多くなったという。

 南昌市民族博物館の館長は毎年、春節が近づくとさまざまなイベントに招かれる。ただ、倹約令の実施以降は、仕事か個人的な誘いなのか分かりにくい場合、公用車の使用を避けている。公用車の使用は、多くの管理職者にとって危険なボーダーラインとなっているようだ。

 新余市は2014年、江西省でもいち早く“公用車改革”を実施。同年第3四半期の公務接待費は前年同期比53.8%減少、公用車にかかる費用が42.4%削減された。

 中央紀委監察部は今年の元旦と春節休暇期間中、同部のサイトを通じて倹約令の違反者を公開。今月21日までに855人の告発者を明らかにしている。 

 チュウゴクオオサンショウウオの中国語名は「娃娃魚」。食用や美容品として珍重される。滋養強壮や貧血防止に有効という。皮も利用される。
《亜州IR株式会社》


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