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15年前のオーストラリア人会計士殺害事件 タイ最高裁で3人に終身刑、製糖大手オーナー一族は無罪

2015年2月26日(木) 11時56分(タイ時間)
【タイ】会計士のオーストラリア人男性マイケル・ワンスレーさん(当時58)を1999年にタイ北部ナコンサワン県で殺害したとして、タイ人男性4人が殺人罪などに問われた裁判で、タイ最高裁判所は25日、被告3人に終身刑、1人に証拠不十分で無罪を言い渡した。

 無罪となったのは製糖大手カセート・タイ・グループのオーナー一族のプラディット・シリウィリヤクン被告。事件当時カセート・タイに勤務していたブンパン・スティウィリワン被告、実行犯とされるソムチョーク・スティウィリワン被告(ブンパン被告の弟)とソムポン・ブアサクン被告の3人は終身刑を宣告された。

 カセート・タイは事件当時、約200億バーツの負債を抱え経営破たんし、粉飾決算の疑いが浮上していた。世界的な大手会計事務所に所属していたワンスレーさんはカセート・タイの会計監査を担当し、同社の工場に車で向かう際に、オートバイに2人乗りした男から銃撃され死亡した。

 検察は、プラディット被告の指示で、他の3人がワンスレーさんの殺害計画を練り、ソムチョーク被告とソムポン被告が実行したとして、4人を起訴。1、2審で、ソムチョーク被告とソムポン被告は死刑、ブンパン被告は終身刑を言い渡され、プラディット被告は無罪となっていた。

 カセート・タイはその後、経営を立て直し、2014年4月、カセート・タイ・インターナショナル・シュガー(KTIS)として、タイ証券取引所(SET)に上場した。KTISの2014年の業績は売上高203・8億バーツ、最終利益13・7億バーツ。KTIS株の約43%を所有する筆頭株主のハタイ・シリウィリヤクン氏は2014年のタイ株長者番付で8位(所有株の時価総額186・8億バーツ)にランクインした。
《newsclip》

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