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中国:“公務員安泰神話”は崩壊? 給与は同世代間で最低

2015年2月27日(金) 13時50分(タイ時間)
【中国】官のぜいたく禁止令が励行され、現役公務員の間で不満が聞かれる中でも、安定職として公務員人気が根強い中国。

 その背景には、公務員が収入、住居、医療、年金などあらゆる面で“厚遇”されていることがある。しかし、この“公務員安泰神話”の崩壊を連想させるような証言も出てきているという。中国新聞網が25日付で伝えた。

 北京市内に住む1980年代生まれの郭さん。もともとは会社員だったが、安定を求めて市の公務員試験を受験。これに合格して晴れて公務員になった。しかし、現在の収入は同年代の中で最低水準にとどまる。中央レベル公務員の給与は上がったが、北京市の公務員のそれは据え置かれたままという。「企業に転職すれば、少なくとも今の2、3倍の給料はもらえるはずだ」と郭さんは確信的に話す。

 年金についても、これまでのような「超国民待遇」は続かないとみる向きが大きい。年金制度改革を進める中国政府は、公務員対象の年金と都市部の企業勤務者対象の年金を将来的に統一することも視野に入れているとされる。郭さんは、「まもなく退職を迎える公務員の退職時手当は半減する可能性がある。自分の代については分からない」と語った。

 現行の年金制度では、公務員と民間企業でまったく異なる制度が採用されている。賃金から積み立てる必要はなく、退職後は退職時給与とそれほど遜色ない額を毎月受け取ることができる。しかも年金額は、在職時と同じように、毎年8%ペースでアップする。退職初年度の年金が33万人民元(約563万円)の場合、20年間受給すると、合計1510万人民元(約2億5608万円)になる。さらに、所属機関と本人が折半で積み立てた住宅積立金と、その利子がおよそ172万人民元(約2936万円)あり、総額で1682万人民元(約2億8674万円)を受け取ることが可能だ。
《亜州IR株式会社》

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