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中国:82歳で婚活、「終の伴侶」求めて紹介所登録

2015年3月1日(日) 14時15分(タイ時間)
【中国】高齢化社会を迎えた中国では、独り身の「空巣老人」(子供が巣立った後の高齢者、独り暮らしまたは夫婦のみ世帯を指す)が結婚紹介所に登録し、 終(つい)の伴侶を探すのが静かなブームとなっているようだ。

 貴州省貴陽市の李さん(男性)もその一人だ。1993年生まれの82歳。高齢にもかかわらず、健康に不安はない。4人の子供たちはそれぞれ家庭を持ち、一番小さい孫も高校2年生になった。子供たちとは別居生活。みな親孝行だが、それぞれ日々の生活に忙しく、会うのは春節(旧正月)など年に数回という。李さんは自分は典型的な「空巣老人だ」と寂しそうに笑う。それでも妻が生きているころは、寂しさを感じることはなかったが、1年前に妻を亡くしてから、気持ちが沈む日が多くなったという。

 そこで李さんは一念発起し、地元の大南結婚紹介所に登録。希望は70歳前後の健康で、性格が良い女性。子供たちも李さんの結婚に大賛成という。相手に対して、金銭的な要求はない。李さんには退職金7000人民元という蓄えがあるほか、子供たちが毎月小遣いをくれる。昨年は株式投資で少し儲かった。生活費には事欠かない。いまは気候の良い三亜市に生活基盤を移している。

 貴陽市では過去10年間で、李さんのように再婚を希望する高齢者が急増しているという。前述の大南結婚紹介所だけでも、結婚相談に占める高齢者の割合は十数年前の10%から20%超に拡大している。昨年1年に登録した相談者1000人余りのうち、高齢者は260人に上った。

 高齢者の再婚・終の伴侶探しについて、同紹介所の孫静・総経理は、「社会発展と高齢化にともない、高齢者たちの配偶者を選ぶ概念が徐々に変化しつつある」と指摘する。これまでは自分の年齢を意識し、恥ずかしがり、尻込みするケースが多かったが、最近は積極的に相談所に足を運ぶ人が増えたと説明している。
《亜州IR株式会社》


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