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中国:元相場が2年4カ月ぶり安値、金融緩和観測の高まりで

2015年3月1日(日) 14時15分(タイ時間)
【中国】春節(旧正月)連休明けの25日以降、中国で人民元の対米ドル相場が大きく下落している。

 27日の上海外国為替市場では一時1米ドル=6.2697人民元を付け、2012年10月以来、2年4カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。これは同日の取引基準値(1米ドル=6.1475人民元)に対して1.99%の元安水準。3日連続で2%の許容変動幅に近づき、「ストップ安」寸前まで下落している。

 景気の下振れ圧力が強まるなか、中国人民銀行(中央銀行)が追加の金融緩和に動くとの観測が背景にある。人民銀の機関紙「金融時報」は26日、「デフレの可能性に対応するため、預金準備率や政策金利を適度に調整すべき」との専門家の寄稿記事を掲載した。JPモルガン・チェースのエコノミストは、3月にも追加利下げが実施される可能性を指摘している。

 こうした観測を背景に、目先は元安傾向が続くとみられている。国家外貨管理局の高官は先ごろ、2015年は外為市場にとって「穏やかではない年」になるとコメント。世界的な金融緩和サイクルに入るなか、為替変動リスクに注意が必要と述べている。
《亜州IR株式会社》


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