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タイ深南部、駐留兵士を地元中心に 伊澤公使が訪問

2015年3月3日(火) 12時28分(タイ時間)
ウドムデート陸軍司令官の画像
ウドムデート陸軍司令官
写真提供、www.sbpac.go.th
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伊澤公使(左)とクワンチャートSBPAC副事務局長の画像
伊澤公使(左)とクワンチャートSBPAC副事務局長
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【タイ】ウドムデート副国防相兼陸軍司令官は2月28日、マレー系イスラム武装勢力によるテロが続く深南部3県について、駐留させる兵力を地元出身の兵士中心にし、他地域からの兵士を4月から削減する方針を明らかにした。

 武装勢力に対し、対話のシグナルを送るのが狙いとみられる。

 一方、2月27日、在タイ日本大使館の伊澤修公使がタイ深南部ヤラー市のタイ南部国境県行政センター(SBPAC)を訪れ、SBPACのクワンチャート副事務局長らと会談した。SBPACは深南部の治安対策・行政を統括する組織。SBPACによると、伊澤公使は日本政府が奨学金を支給するなど教育面で深南部を支援する用意があることを伝えた。


〈タイ深南部〉
 マレーシアと国境を接するタイ深南部(ナラティワート県、ヤラー県、パタニー県の3県とソンクラー県の一部)には、もともとイスラム教徒の小王国があったが、1902年にタイに併合された。現在も住民の大半はマレー語方言を話すイスラム教徒で、タイ語を話せない人も多い。タイ語、仏教が中心のタイでは異質な地域で、行政と住民の意思疎通が不足し、インフラ整備、保健衛生などはタイ国内で最低レベルにとどまっている。
 深南部のマレー系イスラム教徒住民によるタイからの分離独立運動は断続的に続き、2001年から武装闘争が本格化。2004年4月には、警察派出所や軍基地を襲撃した武装グループをタイ治安当局が迎え撃ち、1日で武装グループ側108人、治安当局側5人が死亡した。同年10月にはナラティワート県タークバイ郡で、住民の逮捕などに反発したイスラム教徒住民約3000人が警察署前で抗議デモを起こし、治安当局による発砲などで7人が死亡、約1000人が逮捕され、逮捕者のうち78人が軍用トラックで収容先に移送される途中、窒息死した。両事件でマレー系イスラム教徒住民のタイ政府への反発は強まった。
 タイ政府は常時10万人以上の兵士、警官を深南部に送り込み、力で鎮圧を図ってきたが、現在も連日、銃撃、爆破、放火事件が起き、事態が改善するめどは立っていない。
《newsclip》

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