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中国:退職年齢を男女65歳に延長へ、年金枯渇を懸念

2015年3月12日(木) 12時39分(タイ時間)
【中国】退職年齢を男女とも65歳に延長する方向で、中国当局が検討を進めている。

 人口の高齢化、生産年齢人口比率の低下が背景だ。すでに複数の案が取りまとめられた。年内に法案を作成し、5年後の実施を目指す構え。毎年数カ月ずつ延長し、最終的に満65歳まで引き上げる方針という。中国人力資源社会保障部の尹蔚民・部長が10日に報告した。

 現行の退職年齢は、男性で満60歳、女性幹部で55歳、女性一般職員で50歳。これは1950年代に「労働保険条例」で定められた。ただ、中国全体の平均寿命が74歳に延びるなか、退職後の年金支給の財源確保が危ぶまれる状況となってきた。

 中国では2013年から16~59歳の労働人口が減少に転じている。一方、60歳を超える高齢者の人口構成比率は14.9%に拡大した。

 高齢者扶養率(生産年齢人口に対する高齢者人口の比率)も急ピッチに高まりつつある。足元では、生産年齢人口3.04人で高齢者1人を養わなければならない。このままのペースで進行すれば、30年には生産年齢人口2人で高齢者1人を養わなければならなくなる。
《亜州IR株式会社》

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