【中国】春節(旧正月)期間中に日本に滞在した中国人観光客がこぞって温水洗浄便座を求めた“爆買い”が北京でも起きている。中国の業者が日本製を含め、便座の取り扱いを相次ぎ開始。便座販売台数はここ2カ月で、前年同期から倍増しているという。
ブームの発端は、経済評論家の呉暁波氏が今年1月、「日本に行ったら便座を買う」というコラムをチャットアプリ「微信(ウェイシン、WeChat)」のビジネスアカウント上で発表したこと。コラムのアクセス数は数百万に上り、消臭、抗菌、洗浄、乾燥などの機能を備えた便座が、これまで知ることのなかった一般人に認識された。
日本で販売している温水洗浄便座の価格は2000人民元余り。日本を旅行した中国人の多くが、価格やブランドに関係なく購入して持ち帰ったという。
空前の便座ブームを受け、北京市の販売業者も相次ぎ取り扱いを始めた。総合スーパーのイトーヨーカ堂では、複数の店舗で便座のプロモーションを開始。春節明けには便座を買いに来る人が非常に多く、人気なのは2000~3000人民元の商品という。
中国メーカーの便座も価格で勝負し始めた。ある家電製品市場では、国産の便座を2~4割引きで販売。売り場関係者は「日本で便座が飛ぶように売れているニュースが報道され、問い合わせや購入者が明らかに増えた」と述べている。
パナソニックによると、ここ2カ月間で中国市場での便座販売台数は前年同期から倍増。便座事業部のウェブサイトと微信のフォロワー増加率も急拡大した。バス・トイレ用品を取り扱う業者は、販売台数は従来から5割増加したとしている。
便座は小売店や販売店だけでなく、電子商取引(EC)分野でも、人気を博しているようだ。ただ価格は割高。日本で販売する便座価格は1000~1500人民元の製品が主流だが、中国では2000人民元余りと高めの設定となっている。
中国:北京で“便座ブーム”、日本での“爆買い”が火付け役
2015年3月18日(水) 13時27分(タイ時間)
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