【中国】北京市で居住専用マンションの一戸をカプセルホテルへ改装し、無許可で営業する業者が増えていることが分かった。
宿泊代が1泊68~89人民元(約1300~1700円)と安価なため、大学入試や就職活動で北京市を訪れる学生に人気だという。中国新聞網が17日付で伝えた。
無許可のカプセルホテルは、外部に対して一切看板類を設置していない。利用者は「大衆点評網」などの宿泊予約ポータルサイトを通して予約し、サイト内で表示される地図を頼りに同ホテルを訪れる。
朝陽区珠江緑洲家園11号棟で営業する無許可のカプセルホテルは、面積約170平米の4LDK住居を改装し、上下2段に18個の「簡易ベッドカプセル」を設置している。カプセル1個の大きさは、縦2.2メートル、横1.2メートル、高さ1.25メートル。内部には、電源コンセント、天井灯、洋服ハンガー、換気扇、壁面ラック、小型消火器、掛け布団、枕などが備えられている。狭い居室内に18個のカプセルが詰めこまれ、すべてのカプセルが一晩中換気扇をまわしているため、室内には異臭が立ちこめるという。
通常、中国の宿泊施設は「身分証」を提示しなければ宿泊を認められないが、この種のカプセルホテルは、たとえ「身分証」不携帯の客でも、それが問題視されることはない。また、客が求めても領収証などは一切発行されない。さらに、旅館営業許可証、消防法令適合通知書などの必要免許も掲示されていない。ある従業員は、「我々は加盟店なので、許可証は常備していない。そうした書類は、山東省の本部にある」と開き直った。
フランチャイズ本部にあたる山東省臨沂市の優格ホテル設備有限公司は、「3~4LDKで150~200平米のマンションを賃借し、20個ほどのカプセルを設置すれば、すぐに営業を開始できる。許可申請などの手続きは一切必要ない」と勧誘し、加盟店を増やしているようだ。さらに、「管理会社のしっかりした物件や、住民同士のつながりが強い社宅物件を避け、当局の目が届かない中心部を離れた物件を選ぶべきだ」との、アドバイスまで送っているという。
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