【中国】当局が輸入を禁止している「洋ゴミ」と呼ばれる個体廃棄物が、品目を偽って大量に密輸され、中国の生態系に打撃をもたらす一因となっていることが分かった。
輸入業者は密輸した「洋ゴミ」を分別し、仕入れコストの10~数十倍で転売。暴利を得ているという。経済参考報が19日付けで伝えた。
密輸される「洋ゴミ」は、鉱さい、廃タイヤ、廃電池、電子ゴミなどの産業廃棄物や、古着、生活ゴミ、医療ゴミ、有害廃棄物など。大量密輸が横行する背景には、2つの要素がある。まず、中国国外の廃棄物処理業者が、国の補助金を得て廃棄物を引き取り、それを売却することでさらに利益を得られる環境があること。そして次に、中国国内の輸出業者が、1トンあたり1000~1100人民元(約1万9000~2万1000円)で仕入れた「洋ゴミ」を、分別後、リサイクル業者へ高値で転売できる環境があることだ。紙類は1トンにつき2000人民元(約3万9000円)前後、ペットボトルは同7000~1万人民元(約13万6000~19万5000円)、アルミニウム缶は同4000人民元(約7万8000円)前後で売却できるという。
一見、資源再生と経済活動を両立させた良策のようだが、実際のところ、「洋ゴミ」と呼ばれる不純物の混じった紙や衣服、電子部品、鉄鋼スラグなどは、再生効率が非常に低いため、当局によって輸入禁止・規制品目に指定されている品々だ。また、リサイクル業者の多くが、ひたすら利益のみを追求し、純度の低い資源を回収して不適切な処理を行っているため、周辺環境が深刻な汚染に見舞われているという。中国税関総署は、こうした「洋ゴミ」の水際取締りを今後一層強化する方針だ。
中国:「洋ゴミ」の密輸止まらず、業者は転売で数十倍の暴利
2015年3月21日(土) 13時20分(タイ時間)
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