RSS

中国:運転免許試験で賄賂、警察直属機関の所長に有罪判決

2015年4月8日(水) 10時29分(タイ時間)
【中国】広東省湛江市で先ごろ、自動車運転免許取得に関わる賄賂事件の2審裁判(中国は2審制)が結審した。職権を乱用して、2010~13年に合計22万4600人民元(約434万9000円)の賄賂を受け取っていた被告の有罪判決が確定している。羊城晩報が5日付で伝えた。

 有罪が確定した被告は、事件当時、運転免許試験に関わる一切を管理・監督する警察の直属機関「車両管理センター」の所長を任されていた。同市紀律検査委員会によると、12年1月ころから、「運転免許試験を受ける際、賄賂を要求された」という市民の通報が頻繁に報告されるようになったという。内偵捜査の結果、同センターでは、所長の男へ賄賂を贈ることが、暗黙のルールとなっていた実態が判明した。

 中国の運転免許試験は、すべて車両管理センターで行われる。そのため男が受け取っていた賄賂の多くは、まず各自動車教習所の生徒から教習指導員・教習所長へ渡り、次に教習指導員・教習所長から車両管理センターの試験官へ贈られ、最後に試験官から所長である男へ「付け届け」として贈られたものだった。生徒1人あたりが支払う賄賂は、600~700人民元(約1万2000~1万4000円)だったという。

 男は、懲役10年の有罪判決が確定。賄賂を中継することでマージンを得ていた各教習所長と試験官39人は、すでに全員が罷免された。また現在は、より透明性の高い運転免許試験システムが導入され、汚職の一掃が図られているという。

 他の地域でも、運転免許に絡んだ収賄が摘発されている。安徽省の銅陵市では、自動車運転免許の路上試験官を兼務する交通警察の交官課副課長(48)が、2013年から14年3月までに自動車教習所の教習指導員などから総額5万700人民元(約98万2000円)の賄賂を受け取っていた。合格基準に達しない受験生約200人に便宜を図っていたとされる。自動車教習所の教習指導員などから、受験生1人につき300~400人民元(約5800~7700円)の賄賂を受け取り、基準に達しない受験生を合格させていた。銅陵市地方裁判所は、懲役5年の実刑判決に加え、違法に取得した5万700人民元の没収を言い渡している。
《亜州IR株式会社》


新着PR情報