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中国:自動車教習料が20万円を突破、免許取得に絡む賄賂横行も

2015年4月16日(木) 21時31分(タイ時間)
【中国】中国本土では自動車免許の取得者が3億人(14年12月時点)を突破するなか、自動車教習料金も近年、右肩上がりが続いている。

 なかでも上海市では普通免許の教習料金が2015年に1万人民元(約20万円)を突破。2011年の4000人民元(約7万7000円)と比較した場合、約150%の値上がりした計算だ。京華時報などが15日付で伝えた。

 教習料金が高騰する背景について、ある教習所の関係者は「自動車教習所の運営コストが増加したため」と指摘している。2012年9月に新たな自動車免許証取得に関する規定「機動車駕駛証和使用規定」が公布されたことを受け、ここ数年間に免許の合格率が著しく低下。生徒の教習時間が長期化したことで
運営コストが膨らんだという理由だ。その一方で、自動車教習業務を手がける上場企業の粗利益率は、軒並み50%を超えているというから、高額な教習料金が利益の押し上げ要因となってることは確かなようだ。

 免許取得が煩雑かつ長期化する一方、運転免許試験に絡む不正が社会問題となっている。自動車教習所の所長や教習指導員が生徒から賄賂を受け取などの行為が横行しているとされる。

 広東省湛江市で先ごろ、結審した自動車運転免許取得に関わる賄賂事件の2審裁判(中国は2審制)では、車両管理センターの所長の男に対し、有罪判決が下されている。この所長は職権を乱用して、免許試験の便宜を図る見返りとして、2010~13年に合計22万4600人民元(約434万9000円)の賄賂を受け取っていた。

 車両管理センターは運転免許試験に関わる一切を管理・監督する警察の直属機関。中国の運転免許試験はすべて車両管理センターで行われるため、生徒から教習所を経て車両管理センターへと「賄賂」が流れる仕組が出来上っていたとされる。
《亜州IR株式会社》


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