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ベトナム人の若妻、貧しい中国人夫のもとから逃走

2015年4月21日(火) 22時55分(タイ時間)
【中国】 経済発展とともに社会が大きく変化した中国で、「結婚仲介所」を通した国際結婚のあり方も大きく様変わりしている。

 以前は経済的に豊かな外国人男性が貧しい中国人女性を迎え入れるケースが主だったが、現在は貧しい外国人女性が豊かな中国人男性へ嫁ぐパターンが多くなっている。しかし、同時に付随するトラブルも増加しているようだ。浙江在線が18日付で伝えた。

 山東省聊城市の農村地区で先ごろ、結婚仲介所を介して同地へ嫁いだベトナム人妻4人が、帰国を切願して逃走。タクシーとトラックを乗り継いでたどり着いた約1400キロメートル先の浙江省温州市蒼南県で、地元警察に保護を求める騒動が発生した。

 逃走した22~28歳のベトナム人妻4人は1年数カ月前、ベトナムの結婚仲介所で、山東省の40代中国人男性4人と「お見合い」。「経済発展した中国は、たとえ農村でも生活条件が非常に良い」という言葉を信じて中国へ嫁いできた花嫁だった。しかし、実際の花婿たちの生活は厳しく、農業と出稼ぎで得られる年収は数万人民元(数十万円)ほど。結婚仲介所へ支払った1人あたり8万~10万人民元(約153~192万円)の仲介手数料が、彼らの全財産だった。

 この状況に失望したベトナム人妻は、離縁を申し出る。しかし、それは聞き入れられず、反対にパスポートを取りあげられることになる。間もなくベトナム人妻のうち3人が出産したが、帰国を願う気持ちは変わらず、4月8日午後、4人は示し合わせて買い物を口実に外出し、そのまま逃走した。

 一報を受けて駆けつけた中国人夫の懇願むなしく、ベトナム人妻3人は出入国管理局のバックアップを受け、すでに帰国を果たしている。残る1人は、涙ながらの訴えに心を動かされ、中国に留まることを承諾したという。

 中国の現行法は、外国人の結婚仲介所登録を認めていない。しかし、違法営業が横行しているため、文化や習慣の違いから起こるこうしたトラブルが増加しているという。
《newsclip》


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