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中国:レアアースなどの輸出関税撤廃、5月1日から実施

2015年4月24日(金) 02時07分(タイ時間)
【中国】レアアースなど資源類の輸出関税が来月1日から撤廃される。

 対象はレアアースのほか、鉄粉、タングステン、モリブデン。アルミニウム加工品に関しても、輸出関税率をゼロに調整する。中国財政部が23日に発表した。

 世界貿易機関(WTO)の裁定を受けて、中国はレアアースに絡んだ輸出規制を緩和している。中国のレアアース輸出規制をめぐっては、WTOが2014年、日米欧からの提訴を受理して協定違反の判断を下していた。

 中国はまず、15年からレアアースの輸出枠規制を撤廃。輸出契約に基づいて輸出許可証を取得する形式に変更された。同じく提訴されていたモリブデンとタングステンについても、輸出枠規制を廃止している。

 中国のレアアース輸出量は、14年通年で約2万8000トンに達した。前年比で27.3%の伸び。出荷先トップの日本へは1万2000トンを輸出。海外輸出全体の42.9%を販売した。米国向けは輸出全体の32.1%。ただ、値下がりを受けて全体の輸出額は縮小し、35.6%減の23億人民元(約446億円)に落ち込んでいる。国際市況の下落が響く。14年末のトン当たり輸出価格は、前年末比で47.8%安い8万3000人民元に低迷した。

 中国はレアアースの輸出割当制度を98年に導入。関税率を15~25%の範囲に設定していた。10年には輸出枠を大幅に削減。これによって世界的な在庫不足、価格高騰がクローズアップされるようになった経緯がある。中国レアアース生産の世界シェアは約9割。
《亜州IR株式会社》


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