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中国:“赤ちゃん売買”に新たな手口、妊婦を買い手に送り込む

2015年4月26日(日) 18時22分(タイ時間)
【中国】「一人っ子政策」や伝統的儒教文化の影響から、男児尊重の気風が根強く、男児を得るために「赤ちゃん売買」が絶えない中国。近年は警察の取締り強化にともない、「赤ちゃんブローカー」による新たな犯罪モデルが確立されているようだ。京華時報が23日付で伝えた。

 これまで同種の犯罪は、「赤ちゃんブローカー」が売手から買手のもとへ生まれた嬰児を運ぶことが一般的だった。そのため、警察が常時検問を実施している鉄道駅やバスターミナルなどで、比較的容易に発見して捕らえることができた。しかし近年は、「赤ちゃんブローカー」が妊婦を直接買手のもとへ送り、出産後に現地で売買する手法が確立された。未然の発見が困難になっている。

 先ごろ四川省涼山イ族自治州で摘発された「赤ちゃんブローカー」の一味は、別件で逮捕された仲間の自白によって、その存在が警察の知るところとなった。主犯格は同自治州に住む72歳の女だった。同地に暮らす出産間近の妊婦を、その夫とともに買手の住む河南省新郷市へ送り、養豚場の出稼ぎ労働者として住みこませることで検問の網を逃れていた。また、同市の医師と結託し、1枚あたり4000人民元(約7万7000円)で偽の出生証明を手に入れ、子どもに戸籍を与えていた。男児は1人あたり7万人民元(約135万円)、女児は同5万人民元(約96万円)で売買され、それぞれ数千人民元(数万円)の仲介手数料を得ていたとみられる。

 今後は法廷に場所を移し、女をはじめとする「赤ちゃんブローカー」の一味、協力者の養豚場経営者、医者、売手、買手のいずれもが、厳しく刑事責任を問われることになる。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】山東省済寧市で先頃人身売買組織が摘発され、“赤ちゃん工場”として使われていた廃病院から、乳幼児37人が救出された。警察は関係者103人の身柄を拘束している。斉魯網が13日付で伝えた。

【中国】中国版「赤ちゃんポスト」に預けられた新生児や幼児のうち、99%が病気や障害を持っているとの概算統計がこのほど明らかになった。児童福祉事業を展開する中国児童福利養育センターがまとめたもの。



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