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アリババ1~3月期は売上高・利益ともに上振れ、モバイル取引拡大

2015年5月11日(月) 01時05分(タイ時間)
【中国】Eコマース世界最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NY)は7日、15年1~3月期の業績を発表し、米国一般会計原則(GAAP)ベースの純利益が前年同期比49%減の56億6100万人民元(約1090億円)に縮小したと報告した。

 ただ、非GAAPベースの純利益は16%増の66億7100万人民元に拡大。売上高は45%増の174億2500万人民元に伸びている。

 GAAPベースでの減益は、販管費や従業員への株式報酬に絡むコストがかさんだため。アリババはこの数字について、「ビジネストレンドをつかむには、非GAAPベースの数字が役立つ」と強調している。

 非GAAPベース純利益、売上高ともに市場予想を上回った。中国のインターネット通販市場が成長するなか、取引規模が引き続き拡大している。ネット通販サイト「淘宝網(タオバオ)」「天猫(Tモール)」の国内での総取引額(GMV)は40%増の6000億人民元に達した。内訳は「淘宝網」が29%増の3810億人民元、「天猫」が62%増の2190億人民元。

 なかでもモバイル経由のGMVが急成長する。モバイルGMVは157%増の3040億人民元に膨らんだ。GMV全体に占める比率は51%と過半を突破。前四半期の42%、前年同期の27%から大きく上昇している。アクティブユーザー数は37%増の3億5000万人に伸びた。

 同社は併せて、陸兆禧(ジョナサン・ルー)氏が最高経営責任者(CEO)職を退任し、張勇(ダニエル・チャン)最高執行責任者(COO)が後任に就く人事を発表した。このほかにも、最高技術責任者(CTO)など複数の幹部が交代する。張氏を含む後任者はすべて、中国で「70後」と呼ばれ1970年代生まれ。経営陣の若返りを進めることで、企業として「次のステージ」への進化を目指す考えという。

 アリババは世界最大のEコマース企業。99年に馬雲(ジャック・マー)氏が設立した。03年に開設した消費者向けサイト「淘宝網」が大成功を収め、その後の業績が急成長。「淘宝網」や「天猫」など傘下サイトのGMVは、14年通年で2兆2740億人民元に膨らんだ。スマホの普及を受けたモバイル対応能力も高い。企業間取引(B2B)にも強く、B2Bシェアで最大の「アリババ・ドット・コム」を傘下に擁する。
《亜州IR株式会社》

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