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中国:エネルギー業界に汚職蔓延、独占体質が腐敗の温床に

2015年5月15日(金) 11時49分(タイ時間)
【中国】中国のエネルギー業界に汚職が広く蔓延している実態が明らかになった。

 中国共産党の汚職調査機関である党中央規律検査委員会が今年4月に集中的に実施した汚職調査では、石油、電力、石炭といったエネルギー分野での国有企業で汚職が広く横行している事実を究明。上は役員会の幹部から、下は販売担当者まで、腐敗が広がっていたという。今日早報が14日付で伝えた。

 中国石油化工集団の1グループだけでも、昨年12月以降、合計36人に紀律違反処分が下された。7人に刑事処分、19人に司法に基づく強制処分を科している。設備の買い付け入札や、原材料の購入などの分野において、腐敗や汚職が慢性化していた。中国石油化工傘下の勝利油田で探査・開発監督管理センターの主任を務めていた幹部は、設備を買い付ける見返りに購入先の企業から金の延べ棒を受け取る不正を働いていた。

 また石炭大手の神華集団では、これまでに紀律違反で共産党員幹部20人を処分。同社に所属する資産評価専門家4人についても、収賄行為が発覚した。競売規定に違反したとして党員資格がはく奪されている。

 今回の国有企業に対する汚職調査では、エネルギー業界での摘発が相次いだ。この背景について、中国社会科学院・廉政研究センターの高波・副秘書長(副事務局長)は、エネルギー国有企業に与えられる裁量権が大きすぎる点を指摘した。国家行政学院公共管理教研部の竹立家・教授も同様の認識を表明。「腐敗の温床は、国有企業が川上の資源から物資の調達、製品・サービスの販売までを掌握しているエネルギー業界の独占体質の強さにある」と問題提起した。
《亜州IR株式会社》

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