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中国:第4世代「超高温原子炉」、審議通過で17年着工めざす

2015年5月28日(木) 13時12分(タイ時間)
【中国】高温ガス炉技術(超高温ガス炉技術)を導入した第4世代原子炉の建設に向けた手続きが中国で進行している。

 着工予定は内陸の江西省南部で瑞金市。瑞金超高温原子炉プロジェクトでは、商用の60万kW級の超高温原子炉が設置される見通し。初歩的なフィージビリティ調査報告は、専門家によって承認されている。施工を手がける中国核工業建設集団公司からの情報として、中国経済網などが27日付で伝えた。

 第4世代原子炉として世界初の実用となる可能性がある。中国政府と国家核安全局の建設許可を得るのを待って、2017年の着工を目指す。1期は原子炉2基を整備する計画。中国共産党結成100周年を迎える2021年の送電開始を予定している。

 中国の自主技術で開発したという。モジュールに分割することで、発電能力を20万kW、40万kW、60kW、80kW、100kWに積み上げていくことが可能。基幹部品の国産化率をさらに高めた。将来的には、中国を中心とする「一帯一路」構想の沿線各国に向けて輸出することも視野に入れる。

 新型世代炉の高温ガス原子炉は 冷媒が水でない。従来の軽水炉の欠点の多くを改善した。水素・水蒸気爆発などの危険性が低減されている。

 超高温原子炉は中国核工業建設集団公司と清華大学が開発。2003年から共同研究に着手していた。中国核工業建設集団公司の前身は中国核工業総公司。中国核工業総公司は2社に分割され、1999年7月にそれぞれ中国核工業建設集団公司、中国核工業集団公司として新たに発足した。
《亜州IR株式会社》

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