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中国:内モンゴルの風力発電容量、「三峡ダム」を超える規模に

2015年6月7日(日) 17時59分(タイ時間)
【中国】内モンゴル自治区の各地で、風力発電所の建設が急ピッチに進められている。

 同自治区の東部と西部をあわせ、2015年末には風力発電容量が2298万キロワット(kW)にも達する見通し。中国最大の水力発電施設、三峡ダム発電所(2250万kW)を上回る規模だ。中国政府系メディアが4日付で伝えた。

 内モンゴルは陸上風力発電資源が全国で最も豊かなエリア。中国風能協会のまとめによれば、開発可能な風力資源は1億5000万kWに上り、中国全体の5割を超える。各送電網に接続された風力発電設備の発電容量は現時点で2094万kW。年末までに、複数のプロジェクトがさらに新規稼働する予定だ。

 同自治区最西部のアルシャー盟から、北東部のフルンボイル市まで、2000キロメートルに及ぶ“風力産業ベルト”が形成された。ウランチャブ市、シリンゴル盟など西部8地区で、系統連系の風力発電容量は1274万kWに拡大。すでに北京を含む華北地域への送電を始めている。一方、東部に位置する風力発電所の発電容量は820万kW。電源構成に占める風力の割合は34%と、全国トップレベルに上昇した。

 環境対策の一環として、中国政府は風力発電を奨励する立場。「国家対応気候変化計画(2014~20年)」で、中国は20年末までに送電網と接続された風力発電設備の総容量を2億kWに引き上げる目標を掲げた。これを達成するためには、第13次5カ年計画の16~20年にかけて、毎年2000万kW以上を増設する必要がある。巨大な風力資源が潜む内モンゴルにとって、風力発電を推し進める当局の産業政策がさらなる追い風となりそうだ。
《亜州IR株式会社》

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