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中国:長江の小型イルカ「スナメリ」、個体数激減で絶滅の危機

2015年6月12日(金) 13時24分(タイ時間)
【中国】淡水の長江に世界で唯一適応した小型イルカ「長江スナメリ」が、毎年13.73%の減少率で生息頭数を減らしていることが分かった。このまま有効な措置を取らなければ、今後24~97年で長江スナメリは絶滅するとみられる。中国経済網が9日付で伝えた。

 安徽省銅陵市の淡水イルカ国家自然保護区では現在、10頭の「長江スナメリ」が飼育されている。2006年人工繁殖に成功してからは、常に10頭前後の個体数を維持し、今年も1頭の若いメスが出産を控えているという。一方で、野性下の「長江スナメリ」生息頭数は、長江に500余頭、支流全域を含めても約1040頭と少ない。

 同じ淡水イルカの「ヨウスコウ・カワイルカ」は、すでに野生下で自然繁殖が困難なほど個体数が減少し、2006年、機能的にはほぼ絶滅の状態にあると宣言された。

 「長江スナメリ」に同じ轍を踏ませないため、当局は、長江の各流域にそれぞれ3カ月間の禁漁期間を設けるなどして、保護政策に乗り出している。しかし、長江を航行する船のスピード制限や、生態系に深刻な影響をもたらす大型漁業の取締りや罰金制度の制定など、経済的損失が大きいと予想される政策には着手していない。今のところ、限られた保護区域内で飼育と繁殖を続けることが、最も有効な手段となっているのが現状だ。
《亜州IR株式会社》

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