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“新常態”の中国新車販売、日本車は回復基調に

2015年6月18日(木) 11時15分(タイ時間)
【中国】中国の新車販売市場が「ニューノーマル(新常態)」を迎えるなか、他に先んじて日系車が低迷局面から脱した。

 的確な需要予測に基づいた需給の最適化が奏功。中国で人気が高まるSUV(スポーツ多目的車)を中心とするモデルラインナップ見直しが貢献した。ディーラー値下げの効果も表れ、現地販売シェアを徐々に広げつつある。北京商報が16日付で伝えた。

 今年1~5月は、トヨタ自動車(7203/東証)、ホンダ(7267/東証)、マツダ(7261/東証)など日本勢の新車販売が軒並み増加した。なかでもホンダは、5月販売が前年同月比32.3%増の8万台超を達成。月次ベースの過去最多を更新した。

 尖閣問題で中国販売を一旦落とした日本ブランドの復調について、全国乗用車聯合会の崔東樹・秘書長(事務局長)は、「需給動向を捉えたモデルチェンジ車、新型車の投入が大きなエンジンになった」と解説する。広州汽車集団とのホンダ中国合弁、広汽本田では、ディーラー店で売れ筋の小型車「フィット」、小型クロスオーバーSUV「ヴェゼル」、ミニバン「オデッセイ」の3車種すべてがモデルチェンジを行ったばかりか、または新モデルだ。広汽本田のディーラーによると、「ヴェゼル」、「オデッセイ」は発売以来、主力の販売車種になっているという。

 中国自動車消費市場の変化に俊敏に対応した結果と言える。東風本田(ホンダと東風汽車の合弁)、広汽豊田(トヨタと広州汽車集団の合弁)、長安馬自達(マツダと長安汽車の合弁)、東風日産(日産と東風汽車の合弁)などでも、足元の売れ筋はSUVだ。全国乗用車聯合会の統計によれば、今年1~4月の中国新車販売市場では、小型SUVが前年同期比373%増の50万7000台を記録。乗用車市場で伸びが最も速い車種となった。ミニバンも好調。1~4月販売は20%の伸びを示すなど、成長ポテンシャルの大きさを示している。

 これとは対照的に、欧米勢の中国販売は低調だ。独フォルクスワーゲン(VW)はこのほど、中国(香港を含む)でのVWブランド乗用車の5月販売台数が前年同月比8.1%減の22万1400台に落ち込んだと発表した。前年割れは3カ月連続。マイナス幅は前月から拡大している。また米ゼネラルモーターズ(GM)の今年4月の中国新車販売は、前年同月比0.4%減の25万8484台。3カ月ぶりに前年実績を下回った。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】トヨタ自動車(7203/東証)は5月に、中国本土で新車約9万1900台を販売した。前年同期比の伸びは2カ月連続。前年同期比で13.3%多く売り上げている。

【タイ】4月のタイ国内の新車販売台数(トヨタ自動車調べ)は前年同月比26.2%減の5万4058台だった。内訳は乗用車が24.7%減、2万3470台、商用車が27.3%減、3万588台。

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