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中国:玉林「イヌ肉祭り」と戦う女性愛犬家、去年は360匹買い取り

2015年6月19日(金) 12時14分(タイ時間)
【中国】広西チワン族自治区玉林市の「ライチと狗(イヌ)肉祭」が近づくなか、3000匹のイヌとともに暮らす愛犬家、楊さんの携帯は鳴り止まない。イヌ販売業者からのセールス電話だ。

 楊さんは昨年、イヌ肉祭り前に玉林へ赴き、360匹のイヌと数十匹のネコを業者から高値で買い取ったことで知られる。食卓に上がっていたであろうイヌたちを水際で救った。イヌ業者にとって、楊さんは絶好の上客と呼べる。「大量のイヌを用意してあるから、買いにくるのを待っている」と、今年もイヌ業者が伝えてきた。今年は6月22日ごろに開催されるという。法制晩報が伝えた。

 「ライチとイヌ肉祭り」は、玉林市で毎年夏至に開催される。「夏至の夜に、親戚友人が一同に集まり、イヌ肉と玉林名産の新鮮なライチを食べて、ライチ酒で乾杯する」と玉林市民は説明する。イヌを食べるのは昔からの風習だ。玉林市では、夏至の時期だけで毎年1万匹以上が食用に処分される。

 天津市在住の楊さんは65歳。イヌたちを助けるために、昨年だけで15万人民元(約300万円)をはたいたという。決して豊かではない彼女にとって大金だ。しかし今年も、楊さんは玉林に行くと決心した。天津から玉林まで、高速鉄道を使っても約30時間を要する。ただ問題は、いまの手許資金は5万人民元だけ。直前までイヌを救うための募金活動を続ける覚悟だ。

 「玉林に赴いて、1つだけ分かったことがある」と、楊さんは話す。「犬喰いを止めろ」と掲げた横断幕も、懸命な説得工作も、長年にわたって培われてきた慣習を変えられないということだ。だから、彼女はイヌを買い取る決意を固めたという。資金をねん出するため、結婚を控えた息子の新居さえ売り払った。

 このイヌ肉祭りをめぐっては、海外ネットユーザの間でも、大きな非難の声が上がっている。イヌを殺生して肉を食べる行為に対して、「残虐だ」とする意見が多い。祭りを中止するよう訴えるユーザーの数は、すでに25万人を超えている。インターネットの交流サイトでは今年の5月以降、「玉林阻止2015(StopYulin2015)」の話題が大きく取り上げられるようになった。動物保護団体や愛犬家などからも、中止を求める動きが強まっている。英国や米国、豪州からを中心に、多くの署名が寄せられた。
《亜州IR株式会社》

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