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ソフトバンクとアリババ・鴻海、ロボット「pepper」合弁生産へ

2015年6月21日(日) 21時11分(タイ時間)
【中国】ソフトバンク(9984/東証)とその傘下でコマース中国最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NY)、EMS(電子機器受託製造)世界最大手の台湾鴻海精密工業(2317/TW)がロボットの共同生産に乗り出す。

 それぞれの代表者(孫正義社長、馬雲会長、郭台銘董事長)が東京に集まり、18日に署名を交わした。

 ソフトバンクのロボット事業を統括する持株会社ソフトバンク・ロボティクス・ホールディングス(SBRH)を通じ、阿里巴巴と鴻海精密による145億円(20%)ずつの出資を受け入れる。SBRHの企業価値は725億円に拡大する計算だ。感情認識機能を持ったAI搭載人型ロボット「pepper(ペッパー)」を生産する。

 SBRHは世界最大手のロボットメーカーとなることを目指す。20日からは、6月分として「pepper」の一般消費者向け初回販売を開始する。日本で1000台を売り出す。“自分の感情を持つロボット”に進化したと宣伝。将来は阿里巴巴系のEコマースサイトを通じて、大量に販売する予定とされる。

 「ペッパー」は、ソフトバンクが78.5%出資する仏アルデバラン・ロボティクスが開発。2014年6月5日に発表された。本体価格19万8000円(別途月額プラン料も必要)に設定し、すでに今年2月27日、ソフトウエア開発者向けに少量の300台が限定発売された。わずか1分で売り切れたという。「感情エンジン」と「クラウドAI」を搭載。30件を超える関連特許を出願した。

 高さ121.0センチ、重量29.0キロ。小学校低学年と同程度に設計した。リチウムイオンバッテリーを搭載し、稼働時間は最長12時間超。将来的には、簡単な学習能力を具備し、将来的には接客、医療分野、高齢者介護などに応用される見込みだ。

 台湾を本拠とする鴻海精密工業は、グループの従業員総数が120万人に上る。うち100万人超は中国に在籍。鴻海グループには、携帯端末OEMメーカー大手の富智康集団(旧社名は富士康国際HD:2038/HK)も含まれる。
《亜州IR株式会社》

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