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中国:類似商標で儲ける飲料メーカー、不正行為に地方政府は庇護

2015年6月25日(木) 12時34分(タイ時間)
【中国】有名ブランドと紛らわしい類似商標で儲けている飲料メーカーが、地方政府の庇護の下で、ぬくぬくと生き延びている。

 河南省の民営企業、開封汾蘭健康飲品有限公司が2010年からの5年間にわり、類似商標の飲料を生産・販売。メディアによってその実態が暴露された後も、地方政府は取り締まりに後ろ向きの態度を貫いている。現代快報が伝えた。

 同紙記者が汾蘭健康飲品の工場へ潜入取材した際、信じられない光景を目にした。床は汚水があふれ、ハエも飛び交う。普段着の女性数人が、黄色の液体を瓶に詰める作業をしている。濃縮果汁を水で薄めて“製造”する「汾蘭和其正」商標のマンゴジュースだ。「和其正」は中国で有名な漢方薬入り清涼茶飲料ブランド。「汾蘭和其正」と「和其正」は、何の関係もない。従業員らによれば、「汾蘭和其正」ジュースの売り行きは好調が続く。1日2000箱で生産し、全国各地の取引先へと出荷している。

 取材した記者は、開封市工商局に通報したものの、工商局は「生産許可などが揃っているから、処分は難しい」との曖昧な返答。商標権侵害に該当するかどうかの調査は、時間を要する――と生返事を繰り返した。

 メディアによる正式報道を受け、工商局はようやく、「商標権侵害にあたる可能性がある」と表明。衛生面に不備があるとして、開封市食品薬品管理局も汾蘭健康飲品に「業務改善通知」を出した。ただ、製品の差し押さえなどは一切行っていない。「製品に問題があるとは限らない。業務改善通知だけで差し押さえはできない」と、責任者がその理由を釈明した。

 「汾蘭和其正」のような類似商標は、中国で「傍名牌」と呼ばれている。中国国家工商行政管理総局はすでに不正行為と認定した。 ただ、地元企業を守る立場の地方政府は、「傍名牌」の摘発に消極的なケースが多い。河南大学の専門家は、地方政府の庇護が「傍名牌」生産などの不正行為を助長していると指摘した。
《亜州IR株式会社》

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