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「この国に生まれ悲しい」 タイ軍政首相、メディアに恨み節

2015年6月25日(木) 21時37分(タイ時間)
プラユット首相の画像
プラユット首相
写真提供、タイ首相府
【タイ】タイ軍事政権のプラユット首相は24日、バンコクで開いた記者会見で、メディアに対する不満を5分以上にわたり話し続け、最後は怒りを抑えきれないように声を荒らげた。

 首相はメディアが毎日自分を攻撃すると主張。「これほどの仕事をしたのに、私が何を成し遂げたのか何も書かず、何の業績もないと書く」と批判し、「この国に生まれたら悲しいだけだ」などとこぼした。

 さらに、「会議で訪れたどの国も前進している。内紛の話など出てこない。もめごとを掘り起こそうをしているのは我が国だけだ」と嘆き、「(メディアは軍政が)弾圧していると言うが、本当に弾圧しているのなら、こんなものじゃない。私もこんなに不機嫌にならずにすむ。
少しは私に遠慮してもいいではないかと思うが、そんなことは誰もしない。書きたいことを書き、批判したいように批判する」とうっぷんをぶつけた。

 「私を選挙で選んだ人はいない」「自分で望んでこの立場についた」と認めつつも、「君たちのために毎日仕事をしているが、君たちは何も聞かない」「公務員の90%以上は良いが、(メディアに)批判され、落胆している」と述べた。

 この辺りから発言が勢いを増し、「命令されて悪く書いているのを知っているから、記者に怒ってはいない」「悪く書かないと金をもらえない」などと発言。記者が「給料をもらっているだけで、それ以外に誰からも金などもらっていない」と反論すると、「知るか! 君らはみんな金持ちだ」と怒鳴り、「書きたいように書けばいいだろう」「近々この国は破滅する」「給料もなくなる、国中に金がなくなる。好きなようにすればいい」なとといい散らした。

 その後、やや気を取り直し、「外国は(タイに)投資する準備がある。交通、観光など、タイはどうしたいと聞いてくる。タイだけだ、わけのわからないことを言い、内輪もめに明け暮れているのは」とぼやいた。

 発言の翌日、軍政に批判的なタイ字紙マティチョンは、沖縄の戦没者を悼む23日の「慰霊の日」に沖縄を訪れた安倍首相が「帰れ」などと野次を浴びた記事を掲載。「成熟した指導者の見本… 安倍は野次られても感情を表に出さなかった」と見出しをつけ、プラユット首相を皮肉った。
《newsclip》

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