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中国:ロシアが最大の原油輸入先に浮上、サウジは3位転落

2015年6月28日(日) 15時50分(タイ時間)
【中国】ロシアがサウジアラビアを追い抜き、中国にとって最大の原油輸入先に浮上したことが分かった。

 5月の原油輸入量は、対ロシアで前月比20%増の392万トンに膨らんだ。一方、サウジからの輸入量は、前月を42%下回る305万トンに縮小。アンゴラ(14%増の326万トン)にも抜かれ、首位から3位へと転落している。中国税関が23日公表したデータで明らかにされた。

 世界最大の原油消費国である米国でシェールガス革命が進み、同国の原油輸入依存度が低下するなか、産油国は新たな輸出市場として中国に期待を寄せている。特にロシアは、ウクライナ問題をめぐる欧米の経済制裁を受け、中国との関係強化が急務となっていた。

 国営のロスネフチなどが先鋒となり、中国市場を積極的に開拓中。直近では、国有化学メーカー大手の中国化工集団に対し、毎月20万トン(1日当たり4万8000バレル)の原油を供給することで合意した。

 そのロシアが中国向けの原油輸出を伸ばしている要因としては、人民元建てでの支払いを受け入れていることが大きいという(サウジは米ドル建てのみ)。今後もこの強みを生かし、対中輸出がさらに伸びるとみられている。
《亜州IR株式会社》


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