RSS

MERS二次感染の恐れなし タイ保健省、接触者の監視解除

2015年7月2日(木) 12時08分(タイ時間)
【タイ】6月18日にタイ国内で初の中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染者が確認されたことについて、タイ保健省は1日、感染者に接触した68人の監視を同日夜で解除すると発表した。最長潜伏期間の14日が経過したため。

 タイ保健省は、この感染者からのタイ国内での二次感染の恐れはなくなったと説明。引き続き、中東、韓国など感染地域からの感染者の入国を水際で防ぐため、空港での監視体制を強化するとしている。

 タイ初の感染者はオマーン人の男性(75)で、心臓病の治療のため、6月15日に中東から親族とともに来タイし、同日から、バンコクのナナ地区にある大手私立病院バムルンラード・インターナショナル病院に入院した。当初からインフルエンザのような症状を示していたため、病院側は男性を空気感染隔離室に入れて隔離し、保健省に連絡、ウイルスの検査を依頼した。感染が確認されたため、男性は6月18日朝、バンコク郊外のノンタブリ市にあるタイ国立バムラートナラードゥーン感染症研究所に移送された。7月1日時点で、男性は咳がおさまるなど容態が改善した。

 バムルンラード病院は2日、隔離・経過観察となっていた病院スタッフ全員に対し、タイ保健省が帰宅許可を出し、同病院でのMERSコロナウイルスの二次感染の疑いはなくなったと発表した。同病院は、「従来から構築してきた感染症予防・監視プロトコルが有効に機能した」としている。

 在タイ日本大使館によると、コロナウイルスは一般的に、飛沫感染や接触感染で伝播し、風邪などの症状を引き起こすほか、下痢などの消化器症状も報告されている。重症の場合、呼吸不全を起こすこともある。一般的な予防策は▼休息、栄養を十分に取り、抵抗力をつける▼手指などの衛生保持を心掛ける▼人混みを避ける▼マスクを着用する▼咳やくしゃみの症状がある人とは可能な限り濃厚接触を避ける▼温度の変化と乾燥しすぎに注意する▼高熱、咳、呼吸困難などの症状が見られた場合は適切なタイミングで専門医の診断を受ける――。
《newsclip》

特集



新着PR情報