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中国:加入者に遺伝子検査サービス、生保各社が健診事業に食指

2015年7月2日(木) 12時36分(タイ時間)
【中国】中国の生命保険会社の間で、遺伝子研究機関との提携が活発化している。

 ゲノム研究の分野で中国最大手の深セン華大基因科技有限公司(華大基因、BGI)はこのほど、国内生保社2社との間で資本・業務提携を結んだ。がんや生活習慣病などの病気発症リスクがあるかどうかを知ることができる遺伝子検査サービスを提供し、新たな保険商品を共同で打ち出す計画。治療分野にとどまらず、保険会社は病気を予防する健康産業へと食指を伸ばすこととなる。北京商報が1日付で伝えた。

 泰康人寿と衆安保険の生保2社はこのほど、華大基因への出資を相次ぎ発表。泰康人寿は20億人民元(約316億1400万円)を出資し、華大基因の2位株主となったことを明らかにした。衆安保険もまた、華大基因向けの20億人民元出資を発表。華大基因のゲノムデータバンクを利用して、業界初となる保険商品を共同開発する計画を打ち出した。

 衆安保険が計画する保険商品は、18~50歳の女性を対象とした乳がん保険。乳がん診断時の給付金に加え、保険加入者に遺伝子検査サービスを提供する。検査キットを用いて加入者が口腔内の粘膜を採取。そのサンプルを華大基因に郵送し、検査を依頼するという仕組みだ。料金は399人民元。乳がん遺伝子検査の市場相場は2000人民元を超えており、価格競争力は高い。保険の購入から検査までをインターネットで完結できる点も魅力だ。

 生保会社が遺伝子研究機関と提携する動きは、これ以前にもあった。中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)、中国人民保険集団(1339/HK)、中国平安保険(2318/HK)傘下の平安健康保険などが遺伝子検査分野の提携事業に乗り出している。
《亜州IR株式会社》

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