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中国:大量の売買停止、背景は株式担保取引か

2015年7月13日(月) 02時56分(タイ時間)
【中国】9日時点で1400社以上が売買停止だった本土マーケット。売買停止に踏み切った背景には、大株主が大量の株式を担保に資金を借りていることがある。

 上場企業の大株主による株式担保取引は、年初から6月までの相場上昇局面で急増していたが、足元の株価急落で担保価値が減少。株価下落が続けば、銀行に差し押さえられている担保株式が強制的に売却されるため、これを回避する手段として売買停止を選択している企業が多いようだ。


<銀行監督当局も対策に乗り出す>

 こうした状況を受けて、中国銀行業監督管理委員会は9日、銀行に対し「返済期限が到来した株式担保ローンについて、顧客との間で期限を見直すことを容認する」と発表。また、担保比率が契約の規定を下回った株式についても、銀行と顧客との間で契約を見直すことを容認した。これにより、銀行による強制売却を回避する道筋をつけた格好だ。

 高レバレッジ取引の巻き戻しに続く株式市場の売り圧力要因として、株式担保ローンの存在が指摘されていただけに、銀行業監督管理委員会の発表を受け、これに絡む下落圧力に対する過度の懸念がひとまず後退したようだ。

 こうしたなか、10日の本土マーケットは値上がりでスタート。日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数は、前日比74.09ポイント(2.00%)高の3783.42ポイントと続伸している。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が23.01ポイント(7.24%)高の340.79ポイント、深センB株指数が56.11ポイント(4.67%)高の1258.88ポイントで推移している。

 安寄り後に買いが強まる流れ。前日の上げ幅が大きかったこともあり、寄り付きは弱含んだものの(上海総合は0.05%安)、ほどなくプラスに転じた。相次ぐ相場テコ入れ策や、親会社や経営陣といった「身内」による買い支えなど、官民挙げての株価対策が引き続き支えになっている。

 主要銘柄の値上がりは、康美薬業(600518/SH)が10.0%、中国船舶重工(601989/SH)が9.1%、上海電気集団(601727/SH)が8.0%、中国南方航空(600029/SH)が6.8%、中国鉄建(601186/SH)が5.5%など。
《亜州IR株式会社》

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