RSS

中国:広東省の建材会社オーナーが失踪、債務231億円踏み倒し

2015年7月27日(月) 02時37分(タイ時間)
【中国】多額の債務を残し、広東省肇慶市徳慶県の民間建材会社のオーナーが失踪したことがこのほど明らかになった。

 債務の総額は11億6600万人民元(約231億円)。債権者には銀行、民間高利貸業者、個人、サプライヤーなどが含まれる。うち銀行は7行。中国工商銀行(1398/HK)、中国平安保険(2318/HK)傘下の中国平安銀行(000001/SZ)など大手が巻き添えになっている。すでに現地当局が調査に乗り出したという。金融界が24日付で伝えた。

 行方をくらませているのは、徳慶中建建材股フン有限公司のオーナーである陳華氏。昨年10月23日に広州白雲国際空港で国際線に搭乗した記録を最後に、失踪が明らかになった。工場は同月27日以降、約9カ月間にわたって生産活動を停止している。オーナーの失踪が判明してからの数日後は、会社工場に従業員や債権者が詰め寄せ、現地の役人が事態の収拾にあたる一幕もみられた。

 徳慶中建建材は2010年6月に創設。建材用のパイプを生産する。敷地面積30万平方メートルの工場に、年産能力1000万メートルのラインを整備。3000トン級の大型船舶が停泊可能な中継港も擁し、生産、輸送、販売までを網羅する一貫事業体制を構築していた。

 自身が保有する投資会社、広東宝来国際集団を通じ、陳オーナーは銀行やノンバンクから多額の融資を獲得。うち1億5450万人民元を徳慶中建建材への事業資金に充てていた。

 中国ではこのところ、企業オーナーの失踪が相次いでいる。巨額債務を踏み倒して逃亡するケースが多く、現地金融市場に打撃を与えかねないと懸念される状況だ。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】太陽光発電パネルメーカーの*ST上海超日太陽能科技(002506/SZ)はこのほど、事業再建案を発表し、債権者に対して最大80%の債務免除を求める方針を明らかにした。

【中国】 中国の四川省政府が抱える債務が、14年6月末時点で6850億人民元(約12兆1245億円)に達することが分かった。同省財政庁の王一宏・庁長が24日明らかにした。一部の市区では負債率が100%の警戒ラインを...

【タイ】タイの通信会社ジャスミン・インターナショナルは8月29日、金融機関4社から債務返済を求める訴えをタイの裁判所に起こされたと発表した。

特集



新着PR情報