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中国:投資家心理は依然改善せず、複数の指標が「弱さ」示す

2015年7月30日(木) 18時35分(タイ時間)
【中国】足元で再び値動きが荒くなっている中国本土マーケット。政府系機関の買い支えなどを背景に、大幅に上昇する場面もあるが、投資家心理がなお弱いことを複数のデータが示している。

 まず、信用取引の動向に着目すると、28日の上海市場で新規信用の買い額は695億人民元(約1兆3863億円)。一方、同日の信用買いの資金返済額は1014億人民元(約2兆226億円)に達した。手仕舞いする側のほうが多いことを示す内容で、株式市場からの資金流出への懸念につながっている。上海・深セン両取引所の信用取引残高も減少している。過去最高を記録した6月18日の2兆2700億人民元(約45兆2786億円)から、足元では1兆4300億人民元まで37%細る状態だ。

 また、証券投資用の保証金額も減少しつつある。20~24日の期間は1213億人民元(約2兆4195億円)の純流出で、資金の1日当たり平均残高は3兆1908億人民元(約63兆6452億円)だった。

 このほか、新規の株式投資家数も減少。先週は39万人と、前の週の53万人から26%減少した。同期間、新規のファンド増加数は45万本で、前の週に比べて30%減少している。
 こうしたデータは、資金流入が相場を押し上げた動きの終わりを意味するといえよう。「すでに現在、流動性相場のロジックは存在しない」(光大証券アナリスト)という。こうしたなか、今後の動向を占ううえでは、レバレッジ取引の巻き戻しを吸収できる新規資金がどの程度になるかがカギを握りそうだ。
《亜州IR株式会社》

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