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EMS最大手フォックスコンが印工場建設へ、投資額50億米ドル

2015年8月10日(月) 22時41分(タイ時間)
【中国】台湾・鴻海精密工業(2317/TW)傘下の富士康科技集団(フォックスコン)は8日、インド西部に位置するマハーラーシュトラ州の政府との間で、現地工場の建設に向けた覚書に調印した。向こう5年内に50億米ドル(約6220億円)を投じ、エレクトロニクス工場を整備する。

 インドの携帯販売は、世界で最も速い速度で伸びつつある。現地市場の取り込み目指す。中国広播網などが10日付で伝えた。

 人件費の上昇をはじめとするコスト増を回避する狙い。TCL集団の李東生天董事長(兼CEO)も今年3月時点で、インドまたはブラジルに工場を建設する可能性があると述べていた。

 グローバル経営コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループ(BCG)によると、中国の製造業は、三重苦を抱えている。単位当たりの製造コストは米国を基準に100とすると、中国は96。すでに両地との間では、差がほとんどないことを示す。1時間当たりの中国平均労賃は、2004年の4.35米ドルから14年には12.47米ドル(↑187%)に高騰した。為替レートに関しても、同じ期間に人民元が35%上昇。エネルギー利用料についても、電力で1キロワット時当たり7米ドルから11米ドルに引き上がった。天然ガスも値上がり率が138%を記録したという。

 富士康科技は、鴻海精密工業傘下の中核企業。台湾を本拠とする鴻海精密工業は、EMS(電子機器受託製造)で世界最大手。グループの従業員総数が120万人に上る。うち100万人超は中国に在籍。鴻海グループには、携帯端末OEMメーカー大手の富智康集団(旧社名は富士康国際HD:2038/HK)も含まれる。
《亜州IR株式会社》

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