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中国:乳製品消費量で輸入が依然3割、国内勢は「安全性」アピール

2015年8月25日(火) 12時57分(タイ時間)
【中国】世界第3位の牛乳生産大国でありながら、中国は乳製品の輸入大国でもある。

 中国乳業協会が発表した最新データによると、国内で消費される乳製品のうち、輸入品は全体の3割を占めている状況だ。国内の乳業界が信頼回復を図るなか、依然として多くの消費者が輸入品を好む実態が浮き彫りにされている。北京晨報が伝えている。

 乳製品の輸入急増は、2008年に起きた「メラミン混入粉ミルク事件」以降。統計によれば、粉ミルクの輸入量は、08年の14万トンから、14年には105万トン(↑650%)に激増している。特にミドル・ハイエンドの育児用粉ミルク市場で、外国ブランドのシェア拡大が目立つ。足元でも、粉ミルクや乳製品の輸入量は牛乳1200万トンに相当し、国内消費量の3分の1に相当する規模だ。

 黒竜江省ハルビン市在住の張さんは、子どもが生まれてからの3年間、友人が日本に行くたびに粉ミルクの購入を頼んできたという。「国産品は信頼できないから、子どもに日本製の粉ミルクしか飲ませない」と話す。中国の大都市を中心に、張さんのような考えを持つ親が多い。中国人の“爆買い”が話題となり、一部の国や地域で粉ミルクに購入規制を掛けられても、様々なルートで外国産粉ミルクを買い求めている。

 一方、消費者の信頼を失墜させたメラミン混入事件からすでに7年。国内の乳業界は巻き返しを狙い、監督・管理の強化と品質の改善をアピールしている。当局の発表によれば、原乳の品質確保に向けた酪農経営の大規模化は、足元で大きく進展。乳牛飼育頭数が100頭以上の大規模酪農は全体の45%に上り、搾乳の機械化率も90%に達した。08年に比べそれぞれ25ポイント、39ポイント上昇したという。

 今月18日に開かれた中国乳業D20サミットでも、中国農業部の韓長賦・部長は安全性を強調。「生乳の抜き打ち検査を実施した結果、メラミンを含めた使用添加物指標はいずれも基準値を下回り、7年連続で合格率100%を達成した」と報告した。
《亜州IR株式会社》

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