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タイ当局が香港人ジャーナリスト逮捕 防弾チョッキとヘルメット所持で

2015年8月25日(火) 17時42分(タイ時間)
【タイ】バンコクで起きた爆弾事件を取材した香港人の男性フォトジャーナリストが23日、バンコク郊外のスワンナプーム空港から出国しようとした際に、防弾チョッキとヘルメットを所持していたとして、武器不法所持で逮捕された。

 タイ当局は男性が民間人による軍装備の所有を禁じた1987年武器管理法に抵触したとして、訴追する構え。有罪の場合、5年以内の禁錮刑もしくは5万バーツ以下の罰金、もしくは両方が科される。男性は24日に保釈された。

 バンコクのタイ外国人特派員クラブ(FCCT)は男性の逮捕について、防弾チョッキとヘルメットは攻撃的な武器ではないと指摘。タイの政情不安の取材で多数のジャーナリストが防弾チョッキとヘルメットを着用してきたが、誰も逮捕されたことはないとして、タイ当局に対し、男性の訴追を見送り、法律改正に取り組むよう訴えた。

 バンコクでは17日、都心のラチャプラソン交差点の観光名所「エラワンの祠」で爆弾が爆発し、タイ人6人、中国人とマレーシア人各5人、香港人2人、シンガポール人とインドネシア人各1人の計20人が死亡、日本人を含む128人が負傷した。翌18日には都内を流れるチャオプラヤ川のサトン船着場の水路で爆弾が爆発したが、けが人はなかった。警察の捜査は迷走し、事件から1週間経っても犯人像は絞りきれていない。

 タイでは2006年以降、東北部・北部の住民と中低所得者層らが支持するタクシン元首相派と特権階級、バンコクの中間層を中心とする反タクシン派の抗争が続き、バンコク都内でデモ隊と治安部隊の衝突、爆弾テロなどが頻発している。2010年にはタクシン派デモ隊と治安部隊の衝突を取材中に、ロイター通信の日本人カメラマン、村本博之さんとイタリア人カメラマン、ファビオ・ポレンギさんが銃で撃たれ死亡した。

 こうしたことから、大手メディアでは防弾チョッキとヘルメットが標準装備となっている。2014年の反タクシン派デモでは、ヘルメット、防弾チョッキ姿で取材にあたったフジテレビのアナウンサー、榎並大二郎さんがタイ人女性の間で人気を集め、物々しい姿がタイのメディアで大きく報じられた。榎並さんは今月15日、日本の観光庁により、外国人の訪日誘致事業「ビジット・ジャパン」のタイVJ観光特使に任命されている。
《newsclip》

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