【中国】水道水の安全性に不安を招く統計結果が中国で再び公表された。
8月30日の第12次全国人民代表(全人代)常務員会に提出された「水汚染防止法」の実施状況リポートで、飲料水の水源を保護するための制度が着実に実行されていない実態が報告されている。集中式飲料水源区を設置する全国329都市のうち、水源区の水質が安全基準を満たすエリアは278都市(84.5%)。残りの51都市(16.5%)は基準未達状態であることが確認された。
また全国86の地級以上都市内に指定された14カ所の水源一級保護区と、52カ所の水源二級保護区について、整備作業がいまだ完了してない実態も報告された。しかもこれら水源地管理の考課制度や責任規定は、明確さに欠ける内容だったという。
こうした問題は、全人代常務委員会の執法検査チームが行った調査で判明したもの。今回の調査では、飲料水保護区の境界線があいまいで、計画保護区内に水田や住宅、公共施設が依然として存在するなど、飲料水汚染を引き起こし得る問題が取り残されていることが分かった。また一部の水源地では、その上流に水質汚染リスクの高い工場が分布。水の安全に対して深刻なリスクを抱えているケースが報告されている。
2014年の統計によると、中国の工業廃水は年間で200億トンを超え、国内排水量の3分の1近くを占める規模。こうした工業廃水汚染は、製紙やコークス、染料など10業種に集中している。
中国:水の安全性に不安、水源地水質が51都市で基準未達
2015年9月2日(水) 12時15分(タイ時間)
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